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原因の分からない腰痛なら

腰痛の原因を医者に聞いても「わからない」といわれたことはないですか?

 

腰痛の原因がわからないと言われても、痛いのだから何とかしなければなりません。

 

痛みの原因を探すことは難しいのですが、股関節の痛みが原因となっている場合もあるようです。

 

股関節周りを柔らかくしておくと、痛みが和らぎ、しかも怪我をしにくくなるので、今回は股関節の痛みが緩和するような方法を考えていきましょう。

股関節に痛みが出る原因

日常の動作

腰にとって一番悪い姿勢は、座っている時だといわれていますが、これは股関節にとっても同じことがいえます。

 

立っているときは、自分の体重が腰や脚全体に分散されます。
電車で座るスペースが空くと、やれやれと安心して座って疲れをとりますが、座ることによって、上半身の体重はすべて腰と股関節にかかってきます。

 

つまり、体は楽になったつもりでも、腰と股関節は大きな負担を抱え込むことになります。

 

座っている姿勢でも、正坐や椅子にきちんと座っている時は良いのですが、あぐらをかいたり、脚を横に流しておじょうさん座りをしたり、椅子に浅く座ると股関節や腰が耐え切れなくなり、腰痛を引き起こす原因となってしまいます。

 

正座の座り方は、体の左右を対象的にして座りますが、もともと体に歪みがあると、あぐらやおじょうさん座りは、必ず体が右か左に傾いてしまいます。
これは、片側の腰や股関節にばかり体重がかかり、毎日の積み重ねによって腰や股関節のどこか1点に力が集中して、痛みが発生してしまいます。

 

さらに、体に歪みがあると、立っている時にも左右どちらかの脚に重心を置く場合があります。
どちらかの脚に体重が乗ると、片方の股関節にかかる重さは、体重の3倍になると言われています。
これでは、股関節に悪くなるなという方が無理でしょう。

 

椅子に座る場合も、浅く腰掛けて背もたれにどっしりと寄りかかると、腰や股関節に力が入ります。

このように、毎日何気なく行なっている動作によって、腰も股関節も悲鳴を上げるようになってしまいます。

趣味のスポーツが股関節痛の原因に

運動は、健康にとって必要なことですが、年をとってくると筋力が衰えて、瞬間的な動作が難しくなって股関節に負担をかけることがあります。
水泳のようにひとりで行なうスポーツや、テニスなど相手との距離が離れていて、ボールの動きが見えやすい競技は大丈夫ですが、サッカーやバスケットなど瞬間的な動きが多い競技は、股関節を急にひねる回数が増えます。筋力が弱ってくると、この一瞬の強い衝撃を骨で受け止めることになります。
一度何かのはずみで股関節に鋭い痛みが走ると、だんだんその回数が増えて、日常生活で座る瞬間や歩き出すときに、股関節に痛みが出るようになります。

 

また、マラソンなどの長時間脚を動かし続ける運動も、股関節に負担をかけてしまいます。

股関節の痛みを予防する

股関節が痛むと腰にまで影響が出てくるので、できるだけ気をつけたいものです。

 

体重増加に気をつける

腰と股関節は上半身すべてを支えているので、体重増加によって股関節の負担は大きく変わっていきます。
体重が1kg 増えてもあまり気にはなりませんが、毎日1リットルのペットボトルを持ち歩くのと同じことになります。
体重が3キロ増えれば、ペットボトル3本分の重さが両足の股関節にかかることになります。
腰や股関節のことを考えると、体重を落とすことは必要になります。
お腹まわりの脂肪が急に増えてきた方は、内臓脂肪が増えたものと思われます。
内臓脂肪は、食べ過ぎや運動不足によって簡単についてしまいますが、少し努力をすると落ちやすい脂肪でもあります。
また、内臓脂肪はメタボの原因ともなるので、いろいろな意味でお腹まわりはスッキリさせましょう。

 

体の歪みを治す

体が歪んでいると、腰や股関節の前後左右のどこかに体重がかかりすぎてしまいます。
そうなると、立っている時も座っている時も歩いている時も、いつも同じところに圧力がかかることになり、その部分に痛みが出てきます。

 

座る時には必ず足を組んでしまう。しかも組めばいつも同じ方の足が上にくる。
バックはいつも同じ肩かける。
立っているときは、左右どちらかの脚に重心がかかる。

 

このような生活の習慣があると、骨盤が歪んでいる可能性があります。

 

骨盤の歪みのチェック方法は、床に座って脚を投げ出して、指先を見ると、骨盤が歪んでいる方は、足先の開き具合が大きくなっています。

 

どちらかの足先が開きすぎている場合は、骨盤のストレッチを行なって歪みを治しておきましょう。

 

股関節周りの筋力アップ

股関節は、全体重を支えながら曲げたり伸ばしたり、外側に跳ね上げたり、内側にすぼめたり、足首の方向を変えたりと、たくさんの動きをして360度回すことができます。
また、脚を外側に出しながら足首をひねる、などの複雑な動きも行ないます。
この複雑な動きを可能にするために、股関節には23もの筋肉が関係しています。

 

腰周りには、インナーマッスルと言って、体の奥深くに重要な筋肉があります。
インナーマッスルは関節の動きに関連する筋肉なので、これを鍛えておくと股関節周りが頑丈になります。
インナーマッスルは筋トレで鍛えることができないので、適切なストレッチを行なって刺激をしていきます。

股関節に負担をかけない運動

股関節を鍛えることによって、腰や股関節にかかる負担を減らして痛みから解放されたいものですが、どの運動でも良いというものではなく、できるだけ股関節に体重がかからない運動を選びましょう。

 

自転車やエアロバイク

自転車や自宅で行なうエアロバイクは、体重が脚にかからない有酸素運動になります。
太ももの前後の筋肉が鍛えられて、股関節を動かすことによってインナーマッスルを鍛えることもできます。
自転車は有酸素運動なので、酸素を吸うことによって脂肪の燃焼効果も期待できて、お腹まわりの脂肪が減るためにダイエット効果もあります。
自宅で行なうエアロバイクは、平均して同じ力でこぐことができますが、自転車で外を走るときには、坂道に注意をしましょう。坂道を走るときは、多少腰を浮かせて脚に力を入れるので、腰や股関節にかなりの負担がかかってしまいます。
腰や股関節に痛みがある時には、坂道では降りて自転車を押して歩きましょう。

 

ウォーキング

ウォーキングも、とてもよい有酸素運動の1つです。
歩くということは、全身の80%の筋肉を上手に使うので、脚だけではなく全身運動であると言えます。腰や股関節に痛みがないときに、たった20分歩くだけで脂肪燃焼効果があり、股関節周りのトレーニングにもなります。

 

プール

プールで歩いたりゆっくり泳ぐことも、有酸素運動になります。
水の中は浮力があるので体が軽くなり、腰や股関節にかかる力が軽減されます。
また、水には抵抗があるので、陸上を歩くよりも力を必要として、とてもよい筋トレにもなります。
泳げない方でも、プールの端から端までをゆっくり歩くだけで、脂肪も燃焼することができて、ダイエット効果もあります。

 

腰や股関節が痛い方の運動で気をつけたいことは、ランニングのように瞬間的に宙に浮く運動を行なうと、着地のときに股関節に強い力がかかってしまうので、できるだけ静かな動きで行なえるトレーニングによって、筋肉量を増やしていきましょう。

生活のスタイルを変える

私たちは、何気なく立ったり座ったりの動作を、1日に何十回も行ないます。そのたびに、関節や腰が大きな影響を受け続けます。
立ち上がるときに、机に手をついてどっこいしょとなる方は、かなり筋力が落ちていると言えます。
筋力が落ちると、骨の力で立ったり座ったりを行なわければなりません。
腰や股関節が心配な方は、畳や床の生活から、できるだけ椅子の生活に変えていくと良いかもしれません。

 

また、畳の上に布団を敷くと、起き上がるときが大変です。やはり痛みが気になる方は、ベッドの生活にすると良いでしょう。

 

床のお掃除も、しゃがんでぞうきんがけをしないで、モップを使って立ったまま行ないましょう。

 

また、買い物に出かけたとき、重いものを持ち歩くとその重さがすべて腰や股関節にかかってくるので、カートを利用したり、重いものは分けて買うようにしましょう。

 

筋力がつくと、生活習慣を変えなくても過ごすことができるようになります。
腰や股関節が心配な間は、様子を見ながらストレッチを行なって、強い足腰を作りましょう。

ダイエット上でもよくない股関節の痛み

股関節周りを硬いままにしておくと、ダイエット上でも悪影響を及ぼします。
股関節周りの筋肉が硬いと、血液やリンパの流れが悪くなります。
股関節は脚の関所となっています。
関所が簡単に開けば、太ももから下に血液やリンパ液がどんどん流れていきます。

 

しかし関所が門を閉めると、足にたまった水分や老廃物が血管やリンパ管に戻ることができず、むくみが出てしまいます。

 

脚がむくむと一回り太く見えますし、むくみをほうっておくと、老廃物が脂肪のすき間に入り込み、コラーゲンと合体してセルライトができてしまいます。
一度セルライトができると、素人は取り除くことができないので厄介なことになります。
また、血液の流れが悪くなると、足先の毛細血管にまで血液が十分届かなくなるので、冷えやすい体になってしまいます。

 

股関節周りが硬くて筋肉が少ないと、腰痛だけでなく、ダイエットにおいても良いことはありません。

 

股関節周りはストレッチで強くする

股関節周りの筋肉を柔らかくして、しかも筋肉量を増やすには、ストレッチを行なうことをお勧めします。
私たちのように、普段それほど運動していない者にとっては、改めて筋トレを行なわなくても、ストレッチを行なうだけで筋肉に刺激を与えることができて、今まで使われなかった筋肉を鍛えることができます。

 

ストレッチには、動的ストレッチと静的ストレッチがあります。
動的ストレッチは、反動をつけて筋肉を伸ばします。
一方、静的ストレッチはゆっくりと動作を行ない、反動はつけずに筋肉を伸ばしていきます。
腰や股関節が痛い場合は、様子を見ながら少しずつ筋肉を伸ばして、痛くならないところでキープすることが大切です。

 

太ももの前を伸ばすストレッチ

1 立ち上がって、右足を大きく前に出します。
2 そのままゆっくり腰を下ろして、左膝を床につけます。
3 上体をまっすぐにすると、左の太ももの前の筋肉が突っ張ってきます。また、気をつけて意識をすると、お腹の中のおへその左側のスジが伸びていくことに気が付きます。
これは、お腹の中のインナーマッスルがストレッチされていることになります。太ももの前と、お腹の筋肉が伸ばされていることが確認できたら、30秒キープしましょう。

 

ヒップアップ

1 床に仰向けに寝転びます。
2 膝を立てて、ゆっくり腰を浮かせていきます。
3 胸から膝頭までが一直線になるように意識して、30秒キープしましょう。

まとめ

腰痛や股関節痛の時は、無理ができません。
痛いときに自己判断で運動を行なうと、さらに悪化する可能性があります。
痛みが少し落ち着いたら、ウォーキングや簡単なストレッチを取り入れて、少しでも筋肉の量を増やしていきましょう。